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「上の歯が前に出ている」をご確認ください。
「上の歯が前に出ている」をご確認ください。
上の歯が前に出ている
上の前歯が下の前歯より極端に前へ突き出している症状です。上顎全体が前にずれていたり、下顎が小さ過ぎたりと骨に原因がある場合と、歯だけが前に出てる場合があります。原因として遺伝的な要因、指しゃぶり、下くちびるを噛む癖、舌を突き出す癖、口呼吸等が考えられます。
症例1
治療前
治療後
口元の突出感が改善され、家族や友人に『口元がすっきりした』と言われるようになりました。
また、前歯でおいしく噛めるようになり、口が閉じやすくなりました(矯正治療のみで治療)。
また、前歯でおいしく噛めるようになり、口が閉じやすくなりました(矯正治療のみで治療)。
[主訴]
口元がもっこりしており、口が閉じにくい。前歯で噛めない。
[診断名あるいは主な症状]
上顎前突
[年齢]
26歳
[治療に用いた主な装置]
マルチブラケット装置
[抜歯部位]
上顎の第一小臼歯と下顎の第二小臼歯の計4本
[治療期間]
2年6か月
[治療費概算]
90万円
[リスク副作用]
歯の移動量が大きい場合には歯根吸収のリスクがある。上下顎の小臼歯を4本抜歯するので、固定源の大きさを含む適切なメカニクスで治療を行う必要がある
症例2
治療前
治療後
前歯が出ていて、口が閉じにくく、しゃべる時に音がもれるので治したいと来院されました。
上顎の第一小臼歯を2本抜歯し、約2年半の矯正治療を行いました。
人前でも歯を見せて笑えることができるようになったと、非常に喜ばれていました。(矯正治療のみで治療)
[主訴]
前歯が出ていて、口が閉じにくく、しゃべる時に音がもれる
[診断名あるいは主な症状]
上顎前突、開咬
[年齢]
19歳
[治療に用いた主な装置]
マルチブラケット装置
[抜歯部位]
上顎の左右側第一小臼歯
[治療期間]
2年4か月
[治療費概算]
90万円
[リスク副作用]
前歯部が開咬で舌突出癖を認めた。治療後の保定中にも舌突出癖による後戻りのリスクがある。
矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ① 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2 週間で慣れることが多いです。
- ② 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ③ 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ④ 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収されて短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ⑥ ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ⑦ ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ⑧ 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨ 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ⑩ 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ⑪ 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- ⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ⑬ 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ⑭ 装置を外した後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ⑮ 装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ⑯ 顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ⑰ 治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- ⑱ 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。