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「生えてこない歯がある」をご確認ください。
「生えてこない歯がある」をご確認ください。
生えてこない歯がある
歯が正常でない位置や方向で埋まっている状態。状況によっては抜歯となる場合もありますが、矯正治療によって噛める状態にすることが出来ます。埋まって使われていなかった歯を、正常に噛めるようにすることには大きな意義・価値があります。
症例1
治療前
治療中
治療後
右下の小臼歯が骨の中に埋まっている状態。
隣りの健康な歯を削ってブリッジにすることに抵抗があるので、矯正治療で引っぱり出すことができないか?
との相談で来院されました。かなり深い位置にありましたが、1年6ヶ月の矯正治療で、
本来あるべき位置にまで、牽引することができました。
[主訴]
右下の小臼歯が骨の中に埋まっている
[診断名あるいは主な症状]
下顎右側第一小臼歯の埋伏
[年齢]
18歳
[治療に用いた主な装置]
マルチブラケット装置(下顎のみ)
[抜歯部位]
非抜歯
[治療期間]
1年6か月
[治療費概算]
45万円
[リスク副作用]
埋伏している歯を牽引する場合、開窓(骨を削って埋伏している歯に装置を付けること)のリスクや牽引しても歯が動かないリスクがある。
症例2
治療前
治療後
右下の第2大臼歯が前方に傾斜して歯の大部分が骨の中に埋まっている状態でしたが、
矯正治療により正常な位置・方向に移動させることが出来ました。
咬合力(咬む力)を発揮する上で、重要な役割をはたす奥歯を左右とも均一にしっかり噛めるようにすることが出来ました。
[主訴]
右下の第二大臼歯が前方に傾斜して歯の大部分が骨の中に埋まっている
[診断名あるいは主な症状]
下顎右側第二大臼歯の近心傾斜、埋伏
[年齢]
26歳
[治療に用いた主な装置]
マルチブラケット装置(下顎のみ)
[抜歯部位]
非抜歯
[治療期間]
1年4か月
[治療費概算]
45万円
[リスク副作用]
傾斜している歯を整直させる場合、開窓(骨を削って埋伏している歯に装置を付けること)のリスクや歯が動かないリスクがある
矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ① 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2 週間で慣れることが多いです。
- ② 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- ③ 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- ④ 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
- ⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収されて短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ⑥ ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ⑦ ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- ⑧ 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- ⑨ 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- ⑩ 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- ⑪ 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- ⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- ⑬ 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- ⑭ 装置を外した後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- ⑮ 装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
- ⑯ 顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- ⑰ 治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
- ⑱ 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。